10月3日(金)

ヒューマンロストのスタッフ・ロ―ディ―としてデビュー以来ヒューマンロストを支え多くの人に愛されそして人を愛し続けたmakiが2014年10月3日 朝、乳がんのため永眠いたしました。40歳という早すぎる天国への旅立ちでした。makiを愛していただき本当にありがとうございました。↓↓以下マコブログからの転載です。↓↓
うちのチビ助はとてもせっかちでいつも私をせかす。うちのチビ助はウンザリする程口うるさくて母親みたいだ。うちのチビ助はたまに寝坊をして私を困らせる。うちのチビ助はたまに物忘れをして私を焦らせる。うちのチビ助はキレイ好きじゃないから神経質な私とは正反対だ。うちのチビ助はおおざっぱでマメな私と正反対だ。そんなチビ助と私だが、何年も同じ釜のご飯を食べてると共通点が日に日に増えてく。髪型。服装。体型。など外見的な事からはじまり、最近じゃ食べ物の趣味まで似てきた。和食党の私がチビ助の影響で、マックとか唐揚げとかを好んで食べるようになってしまった。悪影響とはこの事だ。甘いものが苦手な私に美味しいと言われるレアチーズケーキやお菓子を探しては持ってくる。最近じゃすっかり好きになってしまった始末。大迷惑だ。 チビ助はよく私の代わりに泣く。私が泣いてはいけない時に私の代わりに泣く。チビ助はよく私の代わりに怒る。私が怒ってはいけない時に私の代わりによく怒る。ペットの愛に救われるとはこの事だ。動物を飼ってる人の気持ちがよくわかる。こんなにもペットに救われるって事は、飼ってると言うよりむしろ飼われてるのだと本気で思う。世間一般では、よく部下や後輩に裏切られたら『飼い犬に手をかまれた』なんて表現を使うけど、そう言う表現を使う人は本当の愛を知らない人なのかもしれない。と私は思う。私は、もしも、うちのチビ助に手を噛まれたり、たとえ手を引きちぎられてもきっと全然痛くないし悲しくないだろう。愛し合った結果ならそれでいい。まぁそれは単にたとえで、お互いそれだけ本気で向き合って助け合って付き合ってるって事を言いたかっただけ。うちのチビ助が私の手を噛む事は一生…いや来世までないだろう。この数年数々の『分身の術』を使って私の代わりに場をしきったり人とコンタクトをとったり、支えてくれて常に側にいてくれた訳なのだが…今回の任務はすごい。『奄美大島1ヶ月半』と言う任務だ。出会ってから一瞬たりとも離れた事がない私とチビ助。どんな時も一緒だった。彼女がいないステージで、はたして私はちゃんと歌えるのだろうか?ちゃんとベースが弾けるのだろうか?普段の体調管理ができるのだろうか?彼女のフォローなしで精神管理ができるのだろうか?不安はつのる。でも、私を置いて、私の代わりに奄美大島に行く彼女の方がずっとずっと不安に違いない。私の可愛いローディ。愛しき人よ…任務をまっとうせよ。私はアナタが口うるさいくらいに止めろ!と言うタバコを止め、それを願掛けとして、目の前の任務をまっとうするから。互いにちゃんと成長して1ヶ月半後に会おう。PS普段のココロノアリカは大切な人のネタを自分に置き換え綴ってる事が多いのですが、今回は私事をなんの飾りも雑念も客観視もとりこまず、素で書きました。

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ヒューマンロストは音楽の集合体ではない。 芸術の集合体である。 "human lost is not aggregate of music. It is aggregate of art."